東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券の特徴

「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」とは、東京メトロ及び都営地下鉄の全路線が一日乗り放題となる乗車券である。また、都内の博物館や美術館、飲食店などの特典スポットにおいて一日乗車券を提示することで、割引や特典を受けることができる。(特典の詳細についてはこちら

東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券

販売要綱

  • 価格
    おとな:900円 こども:450円
  • 発売期間・有効期間
    【前売り券】
     発売日から6か月以内の任意の1日に限り有効
    【当日券】
     発売日当日に限り有効
  • 発売場所
    【前売り券】
    ・東京メトロ定期券うりば(中野駅、西船橋駅、渋谷駅は除く)
    ・都営地下鉄各駅事務所(押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅、新宿線新宿駅を除く)
    【当日券】
     東京メトロ線及び都営地下鉄各駅の券売機

一日乗車券の元を取るための利用方法

「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」の価格の元を取るためにはどのような利用方法があるのか。利用例を挙げていこう。

【利用例1】

東京メトロまたは都営地下鉄の初乗り運賃区間を乗降した場合(ここで言う”乗降”とは改札を出入りするということである)にかかる運賃の価格を下記の表に示した。単純計算で6回以上乗降すれば、運賃の合計額が一日乗車券の価格を超える。

1回5回6回分
東京メトロ初乗りIC運賃168円840円1,008円
都営地下鉄初乗りIC運賃178円890円1,068円
利用例1【初乗り運賃乗車の利用回数別価格 *価格表記は大人運賃】

一例として、銀座線沿線の場合、浅草・上野・末広町(秋葉原電気街)・銀座・虎の門(虎ノ門ヒルズ)・渋谷の計6駅の乗降カ所を地下鉄で周れば、一日乗車券の元が取れることになる。

【利用例2】

特定の区間を往復した場合。運賃が高い(=乗車距離が長い)区間の例を下記の表に示したが、往復だけで一日乗車券を利用する恩恵は少ないと思われる。もし時間的余裕があれば途中下車をして色々なスポット巡りのプランを追加するとよいかもしれない。

利用区間の例IC運賃:片道IC運賃:往復
西船橋(※1)(東西線)〜西高島平(都営三田線)538円1,076円
和光市(有楽町線・副都心線)〜本八幡(都営新宿線)485円970円
荻窪(丸ノ内線)〜本八幡 (都営新宿線)444円888円
北綾瀬(千代田線)〜西馬込(都営浅草線)444円888円
利用例2【運賃が高い(=乗車距離が長い)区間 *価格表記は大人運賃】

(※1)西船橋駅では前売り券の購入は不可なので注意

一日乗車券を利用できない区間

銀座線、丸ノ内線、都営大江戸線を除く全ての東京メトロ及び都営地下鉄の路線が、JRや大手私鉄といった他社の路線と相互直通運転を行っている。それ故に、相互直通運転による乗り入れ区間によっては、「東京メトロ・都営地下鉄の区間だと思っていたら、実は他社路線の区間だった」という思い込みや勘違いが発生し、東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券が利用できず、別途運賃がかかる場合がある。その勘違いしやすい区間を紹介していこう。

①新宿〜笹塚(都営新宿線/京王新線)

都営新宿線の大半の列車が京王線の笹塚駅まで乗り入れていることから、新宿駅が都営新宿線の「途中駅」と思い込むケースがあるかもしれないが、都営新宿線の路線としての区間は新宿〜本八幡間であり、新宿〜笹塚間は京王電鉄の京王新線の区間にあたる。つまり、都営新宿線は新宿駅から京王新線との相互直通運転(相互乗り入れ)を行っており、新宿〜笹塚間の乗車には京王新線の運賃が別途かかる。

さらに、京王新線が地下路線(笹塚駅は地上)であることから、都営新宿線の区間という勘違いを誘発しやすいかもしれない。

相互乗り入れケース 新宿〜笹塚(都営新宿線/京王新線)

②小竹向原〜練馬(有楽町線・副都心線/西武有楽町線)

有楽町線・副都心線から西武池袋線に直通する列車は、和光市方面との分岐駅である小竹向原駅から練馬(西武池袋線との接続駅)方面に乗り入れるが、小竹向原〜練馬間は有楽町線・副都心線ではなく西武鉄道の西武有楽町線の区間にあたる。そのため、小竹向原〜練馬の乗車には西武有楽町線の運賃が別途かかる。

西武有楽町線も地下路線(練馬駅は地上)であり、その点は京王新線と共通である。

相互乗り入れケース 小竹向原〜練馬(有楽町線・副都心線/西武有楽町線)

③泉岳寺〜品川(都営浅草線/京急本線)

都営浅草線から京浜急行線に直通する列車は、西馬込方面との分岐駅である泉岳寺駅から品川方面に乗り入れるが、泉岳寺〜品川間は都営浅草線ではなく京急電鉄の本線の区間にあたる。そのため、泉岳寺〜品川間の乗車には京急本線の運賃が別途かかる。

品川駅がJRの「ターミナル駅」であることから、京急本線も品川駅が起点駅であると勘違いしやすいが、品川駅ではなく泉岳寺駅が起点駅である。

相互乗り入れケース 泉岳寺〜品川(都営浅草線/京急本線)

東京都区内の移動やスポット巡りには、地下鉄の利用が便利なので、是非とも「東京メトロ・都営地下鉄共通一日乗車券」をうまく活用してみよう。