「整備新幹線」という言葉は、ご存知でしょうか?

「整備新幹線」とは、以下5路線のことを指すようです。

(1)北海道新幹線(青森市~札幌市)
(2)東北新幹線(盛岡市から青森市まで)
(3)北陸新幹線(東京都~金沢市~大阪市)
(4)九州新幹線(鹿児島ルート)
(5)九州新幹線(長崎ルート)

上記5路線の内、2016年3月現在、全線開業しているのは(2)と(4)、一部開業は(3)と(5)。(1)の北海道新幹線は、3月から一部開業(函館まで)することになります。

整備新幹線の開業に伴い、何がもたらされるのか?

もたらされるものとして、「都市部の活性化」「売上向上」が挙げられるかと思います。

現に、北陸新幹線開業後は、金沢は賑わいを見せているようです。(以前から人気のある都市ではありますが)

「金沢には行ったことがないけど、新幹線で行けるようになったんだし、是非一度行ってみたい!」

という方は多いでしょう。

ただ、一時的なものではなく、「また、ここに来たい!」と思えるような取組みを継続していく必要はあるかと思います。

 

さて、もたらされる背景で、裏で何が起こっているのか?

整備新幹線の開業に合わせ、並行在来線を「第三セクター鉄道」へ移管します。(JR社から経営を分離されます)

第三セクター鉄道へ移管した路線として、以下があります。(一部、抜粋)

・東北本線の一部→IGRいわて銀河鉄道、青い森鉄道
・信越本線の一部→しなの鉄道、えちごトキめき鉄道
・北陸本線の一部→あいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道

在来線特急が走らなくなったり等、新幹線が結ぶ都市間の地域の利用に少なからず影響が起きているという結果も聞きますが、第三セクター鉄道沿線の地域の活性化に期待を寄せていきたいところです。