JR西日本の三江線(さんこうせん)が廃線となる模様。
(鉄道事業の廃止届出は2016年9月末までに行われ、2017年9月に全線で廃止予定)
自分は三江線には乗車したことはないのだが、留萌本線に続き、また一つ、歴史ある路線が消えていくのは寂しい限り。
その三江線にスポットを当ててみることにする。
三江線とは?
三江線とは、島根県の江津駅(ごうつ)と広島県の三次駅(みよし)を結ぶJRの路線。
江の川に沿って運行されることから、通称「江の川線」と呼ばれる。
路線の全長は108kmで、全区間単線、全区間普通列車(各駅停車)による運行である。
他路線との乗換駅は、起点・終点である江津駅と三次駅のみであり、江津駅では山陰本線、三次駅では芸備線と福塩線に乗り換えることが出来る。
江津〜三次間の所要時間は、約3時間半。
列車の運行本数は上下線ともに一日8本程度で、一部列車は山陰本線の浜田駅まで直通運転を行っている。
三江線の廃線事情
道路整備やマイカー利用拡大により、列車の利用者数が人口減を上回る状況が続いている。
2006年と2013年には、豪雨の影響による長期間運休が発生しており、自然災害発生リスクの高まりも看過できないことからの廃線の決断であった。
利用者数の減少もさることながら、
「何度か災害に見舞われる」→「復興に伴い、膨大な額がかかる」
ということが何度も発生しては、会社としても路線維持は厳しいのでしょう。
沿線に住む住民の方からすれば貴重な足であり、かつ地域のシンボルであっても、
利用者数の減少が進む路線の廃止は今後も増えていくのかもしれない。。