【新青森駅】北海道新幹線・東北新幹線の起点・終点駅

新青森（しんあおもり／Shin-Aomori）

ＪＲ東日本：東北新幹線・北海道新幹線、奥羽本線

青森県青森市にあるJR東日本とJR北海道の共同使用駅であり、東北新幹線・北海道新幹線と在来線の奥羽本線が乗り入れる。東北新幹線の終点、そして北海道新幹線の起点であり、本州と北海道を結ぶ重要な拠点となっている。

かつては奥羽本線の単独駅で、単式ホーム1面1線のみを備えた無人駅であったが、2010年12月の東北新幹線全線開業に合わせて現在の姿へと改築され、終着駅は八戸駅から新青森駅へ延伸された。これにより、同駅は東北新幹線の最北端となり、現在は北海道新幹線の本州側始発駅としても機能している。

新幹線は島式ホーム2面4線の高架駅で、ホームは3階、改札口は2階に位置している。ホームの長さは10両編成に対応しており（隣の七戸十和田駅も同様）、全てのホームにホームドアが設置されている。

東北新幹線の終点であると同時に、北海道新幹線の起点にあたり、JR東日本とJR北海道の会社境界駅でもある。北海道新幹線は、当駅〜新函館北斗駅間のみを運行する「はやて」を除き、東北新幹線と直通運転しており、おおむね1時間に1本の割合で運転されている。

在来線は橋上駅舎を有する島式ホーム1面2線の地上駅で、奥羽本線が乗り入れる。優等列車は特急「つがる」のほか、五能線に直通する臨時快速「リゾートしらかみ」も発着している。

北海道新幹線開業の直前までは、当駅と函館を結ぶ特急「白鳥」・「スーパー白鳥」の本州側の始発駅であり、東北新幹線との接続が行われていたが、北海道新幹線開業に伴い、廃止となった。

東北新幹線全線開業以降、新青森〜青森間に限り、特急列車の普通車自由席に特急料金不要で乗車できる特例が設けられている。これは、当時多数運行されていた「白鳥」・「スーパー白鳥」を新青森〜青森間の短距離輸送に活用するための制度で、現在は特急「つがる」に適用されている。

1階の東西連絡通路には、駅ナカ商業施設「あおもり旬味館」があり、新幹線新青森駅の開業時にオープンした。また、同じく1階南側にはイベントスペース「あずまし広場」が設けられており、ねぶた模型の展示をはじめ、季節ごとにさまざまな催しが開催されている。

（新青森駅訪問日：2023年3月）

青森県（訪問駅）

関連駅