

横須賀(よこすか/Yokosuka)
JR東日本:横須賀線

神奈川県横須賀市にあるJR東日本の駅で、横須賀線が乗り入れている。横須賀港の湾奥に面した臨海部に位置し、旧海軍の軍港都市として発展した横須賀市における、海側からのアクセス拠点の一つとなっている。
横須賀市中心部(商業・行政の中心地)の最寄り駅は京急本線の横須賀中央駅であり、当駅はそれより約2km離れている。当駅周辺は港湾施設や公園が中心で、観光スポットは点在するものの、商業地からは距離がある。観光資源としては、ヴェルニー公園や米海軍横須賀基地の眺望、さらに徒歩15〜20分圏内に横須賀軍港めぐり(汐入桟橋)などがある。
海側に単式ホーム(1番線)、山側に島式ホーム(2・3番線)を備える2面3線の地上駅。ただし、1番線は現在使用されておらず、実質的には1面2線での運用となっている。駅舎と改札口は久里浜方に位置し、1番線と2番線の久里浜寄りには車止めが設置されているため、構造的には頭端式ホームに近い。2番線は線路が上り方へ接続しており、当駅始発列車が発着する。久里浜方面へ線路が延びているのは3番線のみで、当駅以南は単線区間となる。また、この配線構造により跨線橋が不要で、駅構内に階段がない点も当駅の特徴である。



かつては当駅および久里浜駅を発着する湘南新宿ラインが運行されていたが、2004年10月のダイヤ改正で発着駅が大船駅・逗子駅に統一され、当駅への乗り入れは廃止された。さらに、成田エクスプレスが2014年3月からの繁忙期の休日限定で横浜駅・大船駅から当駅まで延長運転されていたが、利用者数の伸び悩みにより2017年1月をもって休止となっている。



先述の通り、横須賀市中心部の最寄り駅は京浜急行電鉄の横須賀中央駅で、当駅(JR横須賀駅)とは約2km離れている。両駅間は徒歩で約25分かかるが、道中は海沿いを中心に歩道が整備されており、徒歩での移動も可能である。移動手段としては徒歩のほかに、バス(約10分)やタクシーの利用も選択肢となる。観光地ごとに最寄り駅が異なるため、以下のように使い分けると便利である。
(横須賀駅訪問日:2021年10月)