

吉祥寺(きちじょうじ/Kichijoji)
JR東日本: 中央線快速、中央線・総武線各駅停車
京王電鉄: 井の頭線

東京都武蔵野市の東部に位置するJR東日本と京王電鉄の駅で、中央線快速と中央・総武線各駅停車、京王井の頭線が乗り入れている。
市の東側で杉並区や練馬区と接しており、駅周辺には多摩地域を代表する商業エリアが形成されている。中央線と井の頭線により、新宿・東京方面および渋谷方面への直通アクセスが可能であり、交通利便性の高さに加え、商業・住宅・文化施設がバランスよく共存している点も特徴である。駅の南側には、三鷹市との境界をなす井の頭恩賜公園が広がり、都市機能と自然環境が隣接する立地構成となっている。
中央線の急行線・緩行線による複々線区間の終点である三鷹駅の一駅手前(新宿・東京寄り)に位置する。島式ホーム2面4線を有する高架駅で、1・2番線は緩行線を走行する中央・総武線各駅停車(東京メトロ東西線直通列車を含む)、3・4番線は急行線を走行する中央線快速が使用する。
中央線快速の下り方面(3番線発車)の列車は、当駅から先は各駅に停車するため、案内表示における列車種別が「各駅停車」と案内される。(なお、平日ダイヤの場合は中野駅から各駅に停車する)
中央線快速の優等列車である「ホリデー快速おくたま」「通勤特快」「青梅特快」「中央特快」は当駅を通過する。以前は特急「成田エクスプレス」が停車していたが、2024年3月のダイヤ改正により中央線快速への乗り入れが廃止されたため、現在は当駅に停車する特急列車は存在しない。




駅のホームは3階、改札口は2階部分にあり、高架下には商業施設「アトレ吉祥寺」が2階から地下1階まで営業している。改札口は中央改札、南改札(公園口)、西改札(アトレ本館口)、東改札(アトレ東館)の4箇所が設置されており、西改札と東改札はアトレの営業時間内のみ利用可能となっている。
京王井の頭線の乗り場へは、南改札(公園口)を出て左手の階段・エスカレーターで井の頭線改札口にアクセスできる。南北自由通路も整備されており、北口と南口(公園口)を改札外で行き来可能である。


京王井の頭線の終着駅で、頭端式構造の高架駅となっている。ホームは相対式の2面2線で、改札を入ると左側が1番線、右側が2番線となる。ホームが分かれているため、乗車の際は事前に発車案内を確認しておく必要がある。
駅のホームと改札は3階部分にあり改札を出て階段またはエスカレーターで2階におりると、右手にJR線の南改札(公園口)、左手に公園口の出口がある。公園口からは井の頭恩賜公園が近く、徒歩およそ10分でアクセス可能となっている。




(吉祥寺駅訪問日:2025年10月)