『サンキュー❤ちばフリーパス』とは、千葉県内のJR東日本全線と、流鉄全線、銚子電気鉄道全線、小湊鉄道全線、いすみ鉄道全線、指定路線バス、東京湾フェリー(金谷港〜久里浜港)が乗り放題となる期間限定発売のフリーきっぷである。
『サンキューちばフリーパス』の利用概要
フリーエリア内における利用可能な路線
- ●フリーエリア内の以下鉄道路線が乗り放題
- ・千葉県内のJR東日本全線の普通列車(快速含む)
*特急列車等を利用の際は、別途特急券が必要 - ・流鉄全線
- ・銚子電気鉄道全線
- ・小湊鉄道全線
- ・いすみ鉄道全線
- ・千葉県内のJR東日本全線の普通列車(快速含む)
- ●フリーエリア内の以下バス路線が乗り放題
- 【小湊鉄道バス】
- ①養老渓谷〜粟又ごりやくの湯
②勝浦駅〜ミレーニア勝浦
- ①養老渓谷〜粟又ごりやくの湯
- 【九十九里鐵道バス】
- ・東金駅〜本須賀・白里 ほか(片貝線・豊海線)
- 【ジェイアールバス関東】
- ①館山駅〜潮留橋〜安房神戸〜安房自然村〜フラワーパーク〜長尾橋〜野島埼灯台口〜安房白浜
②館山駅〜城山公園前〜西岬〜洲の崎〜伊戸〜南房パラダイス〜相の浜
③八日市場駅〜多古台BT〜成田空港〜航空科学博物館〜JR成田駅
④多古台BT〜佐原駅
- ①館山駅〜潮留橋〜安房神戸〜安房自然村〜フラワーパーク〜長尾橋〜野島埼灯台口〜安房白浜
- 【日東交通】
- ①館山駅〜安房白浜(豊房線)
②館山駅〜亀田病院(館山鴨川線)
③館山駅〜館山航空隊(市内線)
④館山駅〜千倉駅〜安房白浜(館山千倉白浜線)
⑤亀田病院〜平塚本郷(長狭線)
⑥亀田病院〜東京湾フェリー(金谷線)
⑦仁右衛門島入口〜鴨川駅〜鴨川シーワールド〜天津駅〜小湊駅〜誕生寺入口(鴨川市内線)
- ①館山駅〜安房白浜(豊房線)
- 【千葉交通バス】
- ・JR成田駅西口〜竜角寺台車庫
- 【京成タクシー成田】
- ・安食駅〜竜角寺台車庫
- 【小湊鉄道バス】
- ●東京湾フェリー(金谷港〜久里浜港)が乗り放題
- フェリーの運航スケジュールは、東京湾フェリーの公式HPを参照

販売要綱
- 価格
①千葉県内発
おとな:3,970円、こども:1,980円
②東京都区内発
おとな:4,790円、こども:2,390円 - 発売場所
①千葉県内発
千葉県内のJR東日本の主な駅(指定席券売機のみ)
②東京都区内発
首都圏内のJR東日本の主な駅(指定席券売機のみ) - 発売期間
2022年9月1日(木)〜2022年11月29日(火)
*利用開始当日まで購入可能 - 利用期間・有効期間
2022年9月1日(木)〜2022年11月30日(水)における連続する2日間
『サンキューちばフリーパス』と通常運賃との比較
『サンキューちばフリーパス』は、価格的にはどのくらいお得なのだろうか。フリーパスを使用しない場合の通常運賃と比較してみよう。
一例として、千葉県最西端の総武線・市川駅または常磐線・松戸駅から最東端の銚子駅までJRを利用した場合は、それぞれ片道運賃が1,980円、往復運賃が3,960円となり、この区間は往復運賃と『サンキューちばフリーパス』がほぼ同額ということになる。そして、銚子電鉄も合わせて利用することで、『サンキューちばフリーパス』の購入価格の「元を取れる」ということになる。
以下の表は、『サンキューちばフリーパス』のフリーエリア内路線の主な区間の通常運賃(片道・往復)である。単純に往復だけで「元が取れる」区間もあるが、小湊鉄道やいすみ鉄道といったJR以外の鉄道路線等の利用も組み合わせることで、『サンキューちばフリーパス』をよりお得に利用することができる。
利用区間 | 片道運賃 | 往復運賃 |
---|---|---|
市川または松戸 〜 銚子(JR) | 1,980円 | 3,960円 |
銚子 〜 外川(銚子電鉄) | 350円 | 700円 |
市川 〜 安房鴨川または館山(JR) | 1,980円 | 3,960円 |
松戸 〜 安房鴨川または館山(JR) | 2,310円 | 4,620円 |
十二橋 〜 安房鴨川または館山(JR) | 2,640円 | 5,280円 |
金谷港 〜 久里浜港(東京湾フェリー) | 800円 | 1,450円 (※往復切符の場合) |
五井 〜 上総中野(小湊鉄道) | 1,440円 | 2,880円 |
上総中野 〜 大原(いすみ鉄道) | 730円 | 1,460円 |
『サンキューちばフリーパス』利用のモデルコース
外房線・内房線で行く、館山・南房総の旅
実際の旅(2020年夏)の一例を紹介(発着駅のみ変更)。『サンキューちばフリーパス』を利用した旅ではなかったが、本フリーパスを活用可能な行程である。
- 1日目
①市川駅→大網駅(総武線・外房線)
②大網駅→安房鴨川駅(外房線)
*別途特急券を購入すれば特急列車(わかしお号)乗車可能
③安房鴨川駅→館山駅(内房線)
④館山市内観光(館山城、城山公園、渚の駅たてやま)
*移動には路線バス使用可能
⑤館山駅→富浦駅(内房線)
*オススメ宿泊施設
ホテル&リゾーツ 南房総 -DAIWA ROYAL HOTEL- - 2日目
①南房総市内観光(道の駅とみうら、崖観音・大福寺)
*移動には路線バス使用可能
*大福寺は館山市に位置する
②富浦駅または那古船形駅→千葉駅(内房線)
③千葉駅→市川駅(総武線)
●上記区間における通常運賃(『サンキューちばフリーパス』を利用しなかった場合)
4,554円(JR線)+路線バス運賃
今年はコロナ禍の影響で遠出は控えていたが、「GoToトラベルキャンペーン」が開始されたこともあり、1泊だけの県内(千葉県)旅行に出掛けてみることにした。千葉県だけとなると行き先がかなり限定されるが、ここは王道である館山・ …
利用期間内であれば平日・土日祝を問わず利用可能なので、都合がつくようであれば突発的に出かけることができる。(本フリーパスは利用開始当日購入可能なため)
『サンキューちばフリーパス』で千葉県内の旅を満喫してみては如何だろうか。