2023年11月11日〜12月17日にかけて、京成電鉄の鉄道路線全線が1日乗り放題となる『京成線ワンデーパス』が期間限定で発売される。また、対象店舗および施設にて本乗車券を提示することで飲食代の割引などの特典を受けることができる。(乗車券利用当日のみ有効)

京成電鉄の鉄道路線について

京成電鉄は、京成上野と成田空港を結ぶ京成本線(京成船橋、津田沼、佐倉経由)をはじめ、押上線、金町線、千葉線、千原線、東成田線、成田空港線(成田スカイアクセス線)の計7線の鉄道路線を運行している鉄道会社である。

また、以下の他社路線と相互直通運転を実施している。

  • 都営浅草線、京浜急行線(押上線経由)
  • 芝山鉄道線(東成田線経由)
  • 北総鉄道線(高砂駅から直通運転、成田スカイアクセス線と線路を共有)

座席指定有料特急列車として、京成上野〜成田空港間を成田スカイアクセス線経由で運行する「スカイライナー」と、京成本線(京成船橋、津田沼、佐倉経由)で朝・夕方の時間帯に運行する「モーニングライナー」「イブニングライナー」が設定されている。前者の「スカイライナー」は、日暮里と成田空港間を所要時間30分台で結んでいる。

【京成線路線図】*クリックで拡大

『京成線ワンデーパス』の概要

利用可能な路線

京成電鉄の全路線が1日乗り放題となる。
※北総線区間(新柴又〜印旛日本医大)は乗り降り不可
※スカイライナーなどの座席指定有料特急列車は、別途特急券を購入することで、京成線ワンデーパスでの乗車が可能

販売要項

  • 価格
    おとな:2,000円、こども:1,000円
  • 利用期間
    2023年11月11日(土) 〜 12月17日(日) における1日間
  • 発売場所
    京成線各駅の自動券売機
    (東松戸、新鎌ヶ谷、千葉ニュータウン中央、印旛日本医大を除く)
    ※スマートフォンアプリ「RYDE PASS」でも購入可能
  • 特典について
    優待特典対象店舗・施設一覧(外部リンク)

京成線の運賃とワンデーパスを使用した場合の比較

京成線の運賃とワンデーパスを使用した場合の比較してみると、京成上野と成田空港の往復とすれば、ワンデーパスの2,000円の元を取ることができる。押上と成田空港の往復の場合は、往路または帰路のどちらか成田スカイアクセス線を利用することで、ワンデーパスの元を取ることができる。単純な往復だけでなく、途中下車が可能(北総線区間を除く)、そして対象店舗での特典を受けられる点を考慮すれば、ワンデーパスを使用する価値は大いにあると思われる。

主要駅区間IC運賃
京成上野〜成田空港(成田スカイアクセス線経由)1,257円
京成上野〜成田空港(京成船橋、津田沼、佐倉経由)1,042円
京成上野〜千葉中央(京成千葉線経由)608円
押上〜成田空港(成田スカイアクセス線経由)1,184円
押上〜成田空港(京成船橋、津田沼、佐倉経由)989円
押上〜千葉中央(京成千葉線経由)545円
【京成線の主要駅区間の運賃】