駅名
前橋(まえばし/Maebashi)
乗り入れ路線
JR東日本:両毛線(高崎線、上野東京ライン、湘南新宿ライン直通列車含む)
駅詳細
群馬県の中南部に位置する前橋市の駅で、同市の代表駅。群馬県の県庁所在地であるが、新幹線や高崎線など複数の在来線が乗り入れる高崎駅が県内最大のターミナル駅として機能している。また、前橋市の中心市街地や市役所、県庁などには上毛電気鉄道上毛線の中央前橋駅の方が近い。
当駅の所属路線は両毛線であるが、高崎方面のすべての列車が新前橋駅(両毛線の路線上の終点)から上越線を経由して高崎駅まで乗り入れているほか、高崎線に直通(上野東京ライン・湘南新宿ライン)する当駅始発列車も設定されている。
駅構造は、島式ホーム1面2線(1・2番線)と相対式ホーム1面1線(3番線)を有する計2面3線の高架駅。相対式ホームの3番線の反対側には線路が敷かれておらず、フェンスが設置されている。そのため、高架橋の形状は島式ホームと同様になっている。
1・2番線は、小山・伊勢崎方面の列車と高崎方面への始発列車が発着し、3番線は小山方面からの高崎行き列車が発着する。小山方面へ折り返す始発列車は設定されていない。
東京方面から来る高崎線の一部列車が当駅まで乗り入れており、上り列車は高崎線から東海道線に直通する上野東京ライン・湘南新宿ラインの始発列車(※)が設定されている。
※当駅始発の東海道線直通(上野東京ライン経由)沼津行き(静岡県)が当路線では最長距離(241km)の運行となっている。
2021年3月のダイヤ改正までは、特急「スワローあかぎ」「あかぎ」が停車していたが、運転区間の短縮に伴い、当駅までの乗り入れが廃止。現在は当駅を発着する定期運行の特急列車は設定されておらず、2024年6月現在、JR線における県庁所在地の代表駅としては、唯一定期運行の優等列車が発着しない駅となっている。
駅の北口と南口側にそれぞれバスロータリーがあり、各所への高速バスや路線バスが運行されている。市の中心街に近い上毛電気鉄道の中央前橋駅は、当駅から北側に約1kmの場所に位置しており、徒歩だと15分程かかるが、JR前橋駅〜中央前橋駅間を結ぶシャトルバスが運行されている。
(前橋駅訪問日:2024年5月)