駅名
浅草(あさくさ/Asakusa)
乗り入れ路線
東京メトロ:銀座線
東武鉄道:伊勢崎線(東武スカイツリーライン)
都営地下鉄:浅草線
※首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの浅草駅は、当駅から約500mとやや離れた場所にあり、乗り換え路線しては案内されていないため、本記事では詳細は割愛する
駅詳細
東京都台東区にある駅で、東京メトロ銀座線、東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)、都営地下鉄浅草線の計3社3路線が乗り入れている。
台東区内の鉄道駅では最も東に位置しており、西方に約2kmの場所に上野駅がある。(当駅〜上野駅間の所要時間は銀座線で5分)
駅名の通り、東京を代表する観光地「浅草」の最寄駅であり、浅草寺や仲見世通りといった浅草の名所へのアクセス拠点となっている。
東京メトロ(銀座線)
1927年12月30日に「東洋初の地下鉄」として開業した(銀座線の浅草〜上野間)東京の地下鉄駅の中で、最も歴史の古い駅である。相対式ホーム2面2線を有する地下駅であり、銀座線の起点駅として全列車がこの駅を始発・終着としている。そのため、次の列車の発車番線(1番線または2番線)は発車標で確認する必要がある。1番線と2番線のホーム間の移動は、地下1階の改札階(ホームは地下2階)を経由で可能となっている。全区間(浅草駅〜渋谷駅)直通運転を基本としているが、夜間時間帯に上野行きの列車が設定されている。
東武線および都営浅草線とは、地上を経由することなく乗り換えが可能である。東武線への乗り換えは、到着列車の進行方向側(渋谷方面とは逆側)の正面階段を上がった先にある改札口を出て、連絡通路を進むと、東武線浅草駅の1階正面口の切符売り場付近にたどり着く。また、この連絡通路の途中には、日本最古とされる浅草地下街がある。都営浅草線とは1番線ホーム後方(渋谷寄り)にある連絡通路で結ばれているため、2番線ホーム側から都営浅草線に乗り換える際には、一旦1番線ホームに渡る必要がある。
東武鉄道(伊勢崎線)
駅ビル「浅草エキミセ(松屋浅草)」の2階に位置し、3面4線の頭端式ホームを有する高架駅。東武伊勢崎線の起点駅かつ都心側のターミナル駅(※)であり、「けごん」「きぬ」「りょうもう」といった北関東方面へ向かう有料特急列車の始発駅となっている。ホームと同じ階に正面改札口が設置されており(北口側の改札は1階にある)、さらには特急列車の発着専用である1・2・3番線ホーム内に入るには、ホーム入口の有人改札口で特急券の提示が必要となる。また、1番線は「スペーシアX」専用ホームとして使用されている。
4・5番線は普通・区間準急・区間急行が発着するが、日中時間帯に当駅を発着する列車は、基本的に当駅〜北千住駅間の普通列車のみの運行となっている。そのため、北千住駅から先の東武動物公園方面へ向かう場合は、曳舟駅または北千住駅での乗り換えが必要となる。
※当駅よりも、伊勢崎線と相互直通運転を行っている東京メトロ半蔵門線と日比谷線、さらにはJR常磐線やつくばエクスプレスと接続している北千住駅の利用者数の方が多い。そのため、実質的に都心側のターミナル駅としての役割は北千住駅が担っているかたちとなっている。
当駅の構造上の特徴として、駅舎が隅田川とほぼ平行に位置しており、駅を出るとすぐに半径100mの急カーブを経て隅田川橋梁を渡るという独特の立地となっている。このため、ホームの先端が急カーブにかかっており、1番線ホームに発着する8両編成の下り側2両および2番線ホームに発着する6両編成の下り側2両はドアカット扱いとなる。また、3〜5番線に発着する特急列車の下り側約4両分の乗降口には、転落防止のために車両とホームを跨ぐ可搬式の渡り板が設置される。
都営地下鉄(浅草線)
都営浅草線は、相対式ホーム2面2線を有する地下駅。エアポート快特が停車駅となっている。東武線とは銀座線よりも離れた位置にあり、東武線の乗り換えは一旦地上を経由する必要がある。そのため、浅草線から東武線に乗り換える際は、浅草始発の特急列車を利用する目的がなければ、当駅よりも押上駅で乗り換えた方が時間効率が良い場合がある。
(浅草駅訪問日:2024年5月)