出雲〜南紀経由〜伊勢の旅(Part4)、今回が最終回。
紀伊勝浦から特急ワイドビュー南紀に乗り、伊勢市方面を目指す。
紀伊勝浦〜伊勢市間は直通ではないので、多気駅で参宮線(鳥羽・伊勢市方面)に乗り換え、伊勢市駅へ。
前回:出雲〜南紀経由〜伊勢の旅(Part3)@熊野三山めぐり
お伊勢参り〜皇大神宮(伊勢神宮内宮)、猿田彦神社、おかげ横町へ
伊勢神宮参拝の前に、伊勢神宮内宮から近い位置にある猿田彦神社へ。
猿田彦神社は、猿田彦大神を祭神とする。猿田彦大神は、道開きの神様と云われている。
猿田彦神社境内にある、佐瑠女(さるめ)神社。祭神は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)。縁結び、芸能の神と云われている。
猿田彦神社境内の裏手にある御神田(おみた)。神様に奉納するためのお米を作る田んぼである。今年の収穫は既に終わっている模様。
毎年5月5日には豊作を祈って早苗を植えるお祭り「御神田祭」が行われる。
続いて、伊勢神宮内宮へ。猿田彦神社から徒歩10分程。
一般的に呼ばれる「内宮」とは別名で、正式には「皇大神宮」と言う。
参拝の順序は、外宮→内宮の順に参拝するのが昔からの習わしとされているが、スケジュールの都合で内宮を先に参拝。
内宮参道の右手の緩やかな斜面を下りていくと、石畳を敷き詰めた御手洗場(みたらし)が見える。ここでは、手水舎と同じようにお清めが出来る。
また、五十鈴川の水面に映る赤く色付き始めた葉も綺麗である。
参道を突き進むと、正宮前の石段に到着。石段を上がったところに正宮がある。
内宮の主祭神は、皇室の祖神で日本国民の総氏神される天照大御神(あまてらすおおみかみ)。
石段を昇った先は聖域。神聖な雰囲気に包まれている。
内宮参拝後は、おかげ横町へ。おかげ横町は内宮の目の前にあり多くの人で賑わう。
出雲の割子そば同様、伊勢に来たら毎回食べる伊勢名物の伊勢うどん。
伊勢うどんは、一般的なかけうどんと違い、濃いめのつゆを麺に絡めて食べる。
お伊勢参り〜豊受大神宮(伊勢神宮外宮)、月夜見宮へ
続いて、伊勢神宮外宮へ。外宮は、伊勢市駅から徒歩5分の場所に位置する。
内宮からのアクセスの場合は路線バスで約20分、外宮前で下車するとよい。
外宮の正式名称は「豊受大神宮」。主祭神は、豊受大御神 (とようけのおおみかみ)である。
豊受大御神は、食物・穀物を司る神と云われている。
外宮前の赤福の特設店で「赤福ぜんざい」を頂く。
赤福は、伊勢名物の餅菓子。赤福ぜんざいは、赤福のお汁粉である。
塩っ気のある昆布と梅干しとの相性がまた良い。
続いての参拝は、外宮の別宮、月夜見宮(つきよみのみや)へ。
伊勢市駅、外宮、それぞれから徒歩10分程の場所に位置する。
主祭神は、月夜見尊(つきよみのみこと)、月夜見尊荒御魂(つきよみのみことのあらみたま)。
内宮、外宮と違い、静まった独特な雰囲気が感じられる。
今回は参拝しなかったが、同じ「ツキヨミ」である月読宮(つきよみのみや)は、内宮の別宮である。
お伊勢参りが終わり、今回の旅行で予定した観光は全て終了。帰宅の途へ。
伊勢市から近鉄線で近鉄名古屋へ、名古屋から新幹線で東京を目指す。
伊勢市駅からは近鉄特急を利用。伊勢市から1時間半程で、近鉄名古屋に到着。
さすがは週末夕方の大都市の駅ということもあって、名古屋駅はかなりの人が行き交う。
名古屋からは新幹線のぞみに乗車、東京へ。
先程、名古屋駅で購入した「鶏めし」を新幹線車内で頂く。
駅弁は外せません。笑
名古屋から約1時間半程で東京駅に到着。やはり「のぞみ」は速い、あっという間である。
以上で、出雲〜南紀経由〜伊勢の旅は終了。出雲と伊勢も行けて、かなり盛りだくさんな旅でした。
今回の移動距離、移動時間を以下に記して、紀行は終わりにします。
■往路(羽田空港→出雲空港)
- 移動手段:飛行機
- 移動距離:801キロ
- 移動時間:1時間30分
■復路(出雲市→東京)
- 移動手段:鉄道
- 経由地 :岡山、新大阪、紀伊勝浦、伊勢市、名古屋
- 移動距離:1303キロ
- 移動時間:13時間
出雲〜南紀経由〜伊勢の旅・・・完