【特急いなほ】新潟から酒田へ

前回の続き –

新潟から特急「いなほ」秋田行きに乗車。「いなほ」は、白新線と羽越本線経由で運行される新潟〜秋田を結ぶ特急列車であり、日本海沿いを北上しながら山形県の酒田を目指す。

特急いなほ・秋田行き(新潟駅にて)
特急いなほ・秋田行き(新潟駅にて)
特急いなほの車窓から望む日本海
特急いなほの車窓から望む日本海

新潟から2時間程で酒田に到着。酒田市は秋田県に隣接する山形県北西部にある都市であり、ここ酒田駅は羽越本線の運行上の拠点駅のひとつである。

酒田駅①
酒田駅ホーム
酒田駅②
酒田駅 駅名標

酒田駅構内には、米俵が積まれた帆船など、多くの展示物が置かれている。

酒田駅③
酒田駅③
酒田駅④
酒田駅④

酒田駅前には、2年前に交流拠点施設「MIRAINI(ミライニ)」がオープン。観光案内所や図書館などが入っている公共施設である。そして、宿泊先は MIRAINI に併設されている「月のホテル」。こちらも同じく2年前にオープンした新しいホテルである。

月のホテル(フロント付近)
月のホテル(フロント付近)
月のホテル(外観)
月のホテル(外観)

酒田・山居倉庫を観光

3日目(最終日)。米どころ庄内のシンボルとして知られる「山居倉庫」へ。駅前から山居倉庫へのアクセスは徒歩の場合だとそこそこ距離があるため、駅前の観光案内所で無料貸し出しをしている自転車を利用することにした。

MIRAINI広場
MIRAINI広場
観光用自転車(無料貸し出し)
観光用自転車(無料貸し出し)

自転車を漕ぐこと約10分、山居倉庫に到着。白壁・土蔵づくりの倉庫群が立ち並んでおり、全12棟の倉庫のうち9棟が現在でも農業用倉庫として使用されている。開館時間内であれば倉庫外観を自由に見学することができる。

山居倉庫
山居倉庫①
山居倉庫②(山居橋)
山居倉庫②(山居橋)

農業倉庫ではない3棟の倉庫は、観光物産館や庄内米歴史資料館として使用されている。物産館では、地元の酒田をはじめとしたお土産を購入することができ、軽食コーナーやレストランも併設されている。

山居倉庫③(観光物産館)
山居倉庫③(観光物産館)
山居倉庫④(庄内米歴史資料館)
山居倉庫④(庄内米歴史資料館)

山居倉庫の裏手(西側)にケヤキ並木が立ち並ぶ。このケヤキは、日本海からの強風(西風)と直射日光(西日)を遮り、倉庫内の温度変換を少なくする役割を持っている。また紅葉の時期に色づいたケヤキ並木も見どころのひとつである。

山居倉庫の鎮守の神として、三居稲荷神社が山居倉庫の敷地内・ケヤキ並木沿いに鎮座している。

山居倉庫⑤(ケヤキ並木)
山居倉庫⑤(ケヤキ並木)
山居倉庫⑥(三居稲荷神社)
山居倉庫⑥(三居稲荷神社)

山居倉庫を後にし、電車の時間まで少し余裕があったため、酒田駅のすぐ近く(駅から徒歩5分程)に鎮座する八雲神社に立ち寄り。御祭神は、素盞鳴命(すさのお)・奇稲田姫命(くしなだひめ)・倉稲魂命(うかのみたま)。永禄8年(1565年)に「天王宮」として創建され、明治2年には、現在の社名である「八雲神社」に改称された。

八雲神社①
八雲神社①
八雲神社②
八雲神社②

【特急いなほ】酒田から秋田へ

酒田から再び特急「いなほ」に乗車し、終点の秋田を目指す。

酒田駅①
酒田駅①
酒田駅②
酒田駅②

酒田から1時間半程で秋田に到着。田沢湖線・奥羽本線を走行する秋田新幹線の終着駅であり、青森方面の特急列車も発着する秋田県の中心駅である。

特急いなほ(秋田駅にて)
特急いなほ(秋田駅にて)
秋田駅 在来線 駅名標
秋田駅 在来線 駅名標

駅のホームには特急「つがる」青森行きが停車中。秋田から青森へ向かうには、この特急「つがる」を利用、もしくは「リゾートしらかみ」が運行されている五能線を経由するルートがある。時間的余裕があれば青森まで行きたかったが、今回は断念。

ちなみに、2022年8月の大雨の影響により、現在でも五能線の運休区間があり、「リゾートしらかみ」も青森寄りの一部区間でしか運転が再開されていない模様である。

特急つがる・青森行き
特急つがる・青森行き
停車中の秋田新幹線
停車中の秋田新幹線

【秋田/東北新幹線】秋田・盛岡から東京へ

秋田から秋田新幹線「こまち」に乗車し、盛岡へ。(3回目の指定席利用)

秋田新幹線こまち(秋田駅にて)
秋田新幹線こまち(秋田駅にて)
秋田駅 新幹線 駅名標

秋田から約1時間40分、盛岡に到着。盛岡駅は東北新幹線と秋田新幹線の分岐駅であり、岩手県内最大の利用者数を誇る駅である。

この後は「はやぶさ」で帰路に着くのだが、次の東京行き列車まで時間があるため、途中下車し、駅構内を少し散策することにした。

盛岡駅 新幹線ホーム
盛岡駅 新幹線ホーム
盛岡駅 新幹線 駅名標
盛岡駅 新幹線 駅名標

盛岡駅の在来線ホームへ。以前は東北本線の主要駅として賑わいをみせていたが、現在は発着する定期特急列車もなく、どことなく閑散とした雰囲気である。

盛岡駅 在来線 連絡通路

盛岡駅 東北本線 駅名標
盛岡駅 東北本線 駅名標

東北新幹線が新青森方面に延伸されてから、盛岡以北の東北本線がいわて銀河鉄道・青い森鉄道に移管されたため、現在の東北本線の終着駅は盛岡となった。そのため、在来線は当駅で分断されているような感じとなっている。(一部、東北本線といわて銀河鉄道線の直通列車が運行されているが)

盛岡駅 在来線ホーム①
盛岡駅 在来線ホーム①
盛岡駅 在来線ホーム②

新幹線ホームに戻り、「はやぶさ」東京行きに乗車。

盛岡駅 新幹線改札内コンコース
盛岡駅 新幹線改札内コンコース
東北新幹線E5系

盛岡から3時間弱で終点の東京に到着。盛岡〜仙台間を各駅に停車するタイプの「はやぶさ」だったため、最速ではなかったが、さすがに仙台からあっという間であった。

東京駅に到着した新幹線
東京駅に到着した新幹線
東京駅 新幹線 駅名標
東京駅 新幹線 駅名標
  • 『鉄道150周年記念JR東日本パス』利用まとめ
    • ①特急「成田エクスプレス *指定席」:空港第2ビル→新宿
    • ②特急「あずさ *指定席」:新宿→松本
    • ③特急「しなの」:松本→長野
    • ④北陸新幹線「はくたか」:長野→上越妙高
    • ⑤特急「しらゆき」:上越妙高→長岡
    • ⑥上越新幹線「とき」:長岡→新潟
    • ⑦特急「いなほ」:新潟→秋田(酒田で途中下車)
    • ⑧秋田新幹線「こまち *指定席」:秋田→盛岡
    • ⑨東北新幹線「はやぶさ *指定席」:盛岡→東京
    • ■①〜⑨の通常運賃(特急料金含む)
      合計:48,378円、移動距離:1,525.2km

『鉄道150周年記念JR東日本パス』の販売価格が22,150円のため、26,228円分がお得だったと言える。

そして、本きっぷとは別に、全国旅行支援による宿泊割引や地域クーポンもあったため、かなりお得に旅が出来たと言える。