鉄道開業150年記念の締めくくりと発売された『鉄道開業150年記念ファイナルJR東日本パス』の旅を計画。前回2022年10月)発売されたきっぷと同じ特徴であり、JR東日本エリアの普通列車と新幹線を含む特急列車の自由席が乗り放題となる。(*指定席は4回まで利用可能)
前回は松本・長野・新潟・秋田を経由した東日本時計回りの行程であったが、今回は東京と青森を東北新幹線で往復するというシンプルな行程である。(途中下車、寄り道含む)
【特急しおさい/東北新幹線はやぶさ】千葉から東京、そして仙台へ
本旅のスタートは千葉駅。東京〜銚子を結ぶ特急列車しおさい(自由席)を利用して東京駅を目指す。千葉と東京を行き来するだけであれば特急でなく快速でも時間的には大差はないのだが、「乗り放題」の恩恵を受けるため、特急列車を利用しない手はない。
東京駅からは東北新幹線に乗車。仙台行き「はやぶさ」で仙台駅を目指す。(1回目の指定席利用)
東京駅を出発すると上野、大宮と停車駅が続く。大宮までは最高速度120km/時速と新幹線にしてはスピードが出ない区間なのだが、大宮を過ぎると最高速度320km/時速で仙台までノンストップで駆け抜ける。
東京駅を出発して1時間半。当列車の終点である仙台駅に到着。ここから盛岡方面の新幹線に乗り継ぐのだが、次の列車まで1時間程時間があるため、仙台駅を少し散策することにした。
仙台・あおば通駅と石巻駅を結ぶ仙石線。松島海岸にアクセスする際、仙石線は以前によく利用していたのだが、仙石線の仙台側の終着である「あおば通」駅は訪れたことがなかったので、1駅隣だがせっかくなので乗車してみることにした。距離的には徒歩で移動することが可能であるが、仙台市営地下鉄に乗り換える場合は、仙台駅よりもあおば通駅の方が便利なようである。
あおば通駅から仙台駅へは東西地下自由通路で戻ることにした。地上から地下への移動を考慮すると、だいたい徒歩10分くらいだろうか。
【東北新幹線やまびこ】くりこま高原、新花巻で途中下車し、盛岡へ
仙台から再び東北新幹線に乗車。今度はやまびこに乗車し、仙台から2駅目のくりこま高原駅で下車。
くりこま高原駅は在来線は乗り入れておらず、東北新幹線の単独駅である。この駅には通過線が存在せず、そのため目の前を高速で通り過ぎる新幹線の迫力あるシーンを見ることができる。次のやまびこ(1時間後)まで駅を散策し、次の駅へ。
次に途中下車したのは新花巻駅。こちらは盛岡の1つ手前に位置する駅で、くりこま高原駅と同じく通過線がないため、通過列車がホームの目の前を高速で通過する様子を見ることができる。また、今回は時間的な都合で途中下車しなかったが、水沢江刺駅も同様な構造である。
新花巻駅は「銀河ドリームライン釜石線」の愛称が付いている釜石線が乗り入れており、花巻または遠野・釜石方面への列車の乗り換えが可能である。タイミングが良ければ、臨時の観光列車のSL銀河を見ることができる。
【東北新幹線はやぶさ】盛岡から新青森へ
盛岡駅に到着。やまびこから新青森方面のはやぶさに乗り継ぎ、新青森へ。(2回目の指定席利用)
八戸駅を過ぎたあたりから、徐々に車窓に広がる雪景色が目を引くようになり、青森への到着を実感させてくれる。そして、盛岡を出発してから約1時間が経ち、新青森駅に到着。
新青森駅の構内には、お土産店や多くの飲食店があり、本日の最終目的地である青森駅へ行く列車まではまだ時間があるため、この駅ナカで少し時間を潰すことにした。「大間産の本マグロ」が目に留まり、つい手が伸びそうになるが、夕食は青森駅に到着してからと我慢することにした。
【奥羽本線】普通列車で新青森から終着の青森へ
新青森駅から奥羽本線に乗り換え、同線の終着駅である青森駅へ。
青森駅に到着。周囲はすっかり暗くなっており、今日の列車移動はここまでである。
今晩泊まるホテルにチェックインした後は、待ちに待った夕食タイム。地元の新鮮な魚を使った刺身定食を堪能した。明日は八戸に向かう予定。