鉄道開業150年記念ファイナルJR東日本パスの旅、2日目。

この日は八戸に向かうのだが、その前に青森駅周辺を少し観光することにした。まずは、青森駅東口から徒歩2〜3分程の場所にある「A-FACTORY(エーファクトリー)」。りんごをテーマにした土産物店であり、青森県の特産品と食べ物のほか、自家製シードルを扱っている。

青森駅東口側
A-FACTORY(エーファクトリー)

「A-FACTORY」のすぐ近く、青森駅から徒歩5分程の場所にある「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」。かつて青函連絡船として活躍した船を博物館として展示しており、歴史的な船の内部を見学することができる。

あいにく、この日は休館日であった八甲田丸内に入船することはできず、外からの見学のみ。

青函連絡船が運行していたころは連絡通路(跨線橋)で列車と連絡線の乗り継ぎが可能であったが、現在は「青い海公園連絡橋」として駅の東と西側と行き来できるのみで、連絡通路から青森駅構内に入ることは出来ない。

散策が終わり青森駅へ。八戸までは新幹線を利用するので、奥羽本線で新青森まで乗車。

青森駅ホームは長大であり、かつては多数の特急列車や寝台列車が停車していたターミナル駅の風格が残っているが、現在の定期運行の特急列車は当駅と秋田駅を結ぶ「つがる」のみとなっている。ホーム北側は先ほど紹介した旧青函連絡船への連絡通路と繋がっているが、現在は閉鎖されている。

青森駅構内①
青森駅構内①
青森駅構内②
青森駅構内②

新青森駅に到着。ここから新幹線に乗り換え。

新青森駅構内
新青森駅構内
新青森駅外観
新青森駅外観

八戸駅は2駅目。全てのはやぶさが停車するので、来た列車に乗車すれば問題ない。途中駅の七戸十和田駅は通過列車が設定されているので、途中下車をしたい場合は注意。

新青森駅から八戸駅への乗車時間は30分程。短区間の乗車で指定席1回分を使うのは勿体無い気がしたので、指定席は取らず「立ち席」を利用。はやぶさには自由席がないが、盛岡〜新青森駅間の乗車であれば、特例として指定席券が無くても「立ち席」として空いている座席を利用することができる。

新青森駅新幹線ホーム
新青森駅新幹線ホーム
新青森駅新幹線駅名標
新青森駅新幹線駅名標

八戸駅に到着。八戸線に乗り換えるため、在来線ホームへ移動。

八戸駅新幹線ホーム
八戸駅新幹線駅名標

以前は新幹線と在来線の乗り換え専用改札口が設置されていたが、東北新幹線が新青森方面に延伸したタイミング(10年以上前だが)で閉鎖されたようである。そのため、一旦改札外に出てから、在来線用の改札口を通る必要がある。

目的地は八戸市の北東に位置する蕪嶋神社。最寄駅である鮫駅を目指すため、八戸線・久慈行きに乗車。

在来線(八戸線、青い森鉄道線)改札口
停車中の八戸線

八戸駅から八戸線に乗車すること22分、鮫駅に到着。八戸市街地の端に位置しており、八戸方面からの半数の列車が当駅で折り返す。

鮫駅 駅舎
鮫駅 駅舎
鮫駅 駅名標
鮫駅 駅名標

鮫駅から徒歩15分程で、目的地である蕪嶋神社に到着。蕪島の頂上に鎮座する神社であり、八戸のパワースポットして知られる。また、蕪島はウミネコの繁殖地であり、無数のウミネコが出迎えてくれる。

蕪島
蕪島
蕪島頂上に鎮座する蕪嶋神社
蕪島頂上に鎮座する蕪嶋神社

鳥居を潜り階段を昇ると、目の前に立派な社殿が見えてくる。ここ蕪嶋神社は、2015年11月に社殿が火災で全焼するという災禍に見舞われたのだが、そこから約5年の時を経て現在の姿に再建している。

蕪島神社社殿
蕪嶋神社境内に群がるウミネコ達

島を3周まわってから参拝することで、さらに運が開けるという「運開きめぐり」という参拝方法がある。(この日はあいにくの空模様かつ風も強かったので、1周まわったところで断念)

蕪嶋神社からは蕪島を一望することができるが、辺り一面に群がる無数のウミネコ達に圧倒される。雨音もかき消されるほどのウミネコの鳴き声が響き渡り、まさにウミネコの生息地という名のままであった。

蕪嶋神社の運開きめぐり
蕪島一面に群がるウミネコ

蕪嶋神社を後にし、再び鮫駅に戻り八戸線で八戸駅へ。次の目的地は盛岡駅なのだが、まだ時間的に余裕があるため、八食センターに寄ってみることにした。

八戸線(鮫駅にて)
八戸線(鮫駅にて
八戸駅東口側
八戸駅東口側

移動は、八戸駅と八食センター間を運行するバスを利用。八食センターは、新鮮魚介類、乾物珍味、お土産をはじめとした八戸名物が揃う巨大な市場である。

八食センター入口
八食センター入口
八食センター館内
八食センター館内

再び八戸駅に戻り、新幹線で盛岡駅へ。乗車区間は短いが、3回目の指定席利用。最後の1回は最終日の新幹線(盛岡から東京)で利用予定。

八戸駅新幹線ホーム
八戸駅新幹線ホーム
八戸駅に到着したはやぶさ
八戸駅に到着したはやぶさ

八戸駅から30分程で盛岡駅に到着。

盛岡駅新幹線ホーム
盛岡駅新幹線ホーム
盛岡駅 駅名標

夕飯は、盛岡名物の冷麺を焼肉とセットで頂きました。

最終日は午前中に盛岡駅近くのスポットを巡り、その後は新幹線で帰路へ。