今回の行き先は、石見銀山。石見銀山とは、出雲市と同じ島根県内にある鉱山遺跡である。2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産登録された。

前回:2017出雲大社(縁結大祭)参拝+玉造温泉

 

石見銀山の概要は以下のとおり。(Wikipediaより抜粋)

石見銀山(いわみぎんざん)は、島根県大田市にある、戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期を迎えた日本最大の銀山(現在は閉山)である。上述の最盛期に日本は世界の銀の約3分の1を産出したとも推定されるが、当銀山産出の銀がそのかなりの部分を占めたとされる。大森銀山(おおもりぎんざん)とも呼ばれ、江戸時代初期は佐摩銀山(さまぎんざん)とも呼ばれた。明治期以降は枯渇した銀に代わり、銅などが採鉱された。

石見銀山がある大田市は、島根県の中部にある日本海に面した市であり、出雲市と隣接している。

石見銀山の位置
石見銀山の位置

出発は、玉造温泉。JR山陰本線で石見銀山の最寄り駅である大田市駅へ向かう。

玉造温泉駅
玉造温泉駅

特急「スーパーおき」に乗車すること40分。大田市駅に到着。

「スーパーおき」は新山口駅〜鳥取駅間を走る特急列車。その所要時間5時間以上である。

大田市駅に到着した特急「スーパーおき」
大田市駅に到着した特急「スーパーおき」

大田市駅は大田市の代表駅。駅前からは、石見銀山方面への路線バスが運行されている。

大田市駅 駅名標
大田市駅 駅名標

石見銀山世界遺産センターに到着。この施設では、石見銀山の概要を様々な展示物を用いて紹介している。

石見銀山世界遺産センター
石見銀山世界遺産センター

世界遺産センターの後は、いよいよ石見銀山を散策。散策コースは大きく以下の3つに分けられている。

①銀山ゾーン
主な見所・・・龍源寺間歩、清水谷製錬所跡、佐毘売山神社など

②武家・町屋ゾーン
主な見所・・・旧河島家、羅漢寺五百羅漢、江戸情緒あふれる町並みなど

③代官所ゾーン
主な見所・・・代官所跡、城上神社、熊谷家住宅など

今回は、龍源寺間歩がある「①銀山コース」を散策。世界遺産センターから石見銀山公園までバスで移動し、いざ龍源寺間歩へ。

石見銀山公園から龍源寺間歩までの距離は2.3km程で、緩やかな上り坂になっている。電動付き自転車をレンタルすることもできるが、せっかくなので徒歩で遊歩道を散策しながら、龍源寺間歩を目指すことにした。

石見銀山 散策路1
石見銀山 散策路1

遊歩道は自転車で通行することはできないので、自然を満喫したいのならば、個人的には徒歩がオススメである。

紅葉の時期は過ぎたのか、地面に広がる色づいた葉っぱたち。まぁ、12月ですからね。少し雪が散らついており、寒かった。(^_^;)

石見銀山 散策路2
石見銀山 散策路2

歩くこと40分、龍源寺間歩の入口に到着。龍源寺間歩は、600以上ある間歩の中で唯一常時公開されており、坑道内には当時のノミの跡がそのまま残っている。

龍源寺間歩 入口
龍源寺間歩 入口

龍源寺間歩は通り抜け坑道になっており、入口から5〜10分程で出口にたどり着く。

龍源寺間歩 内部(出口付近)
龍源寺間歩 内部(出口付近)

龍源寺間歩の出口から歩くと間も無く、神社が見えてくる。石見銀山の中に鎮座する神社、「佐毘売山神社(さひめやまじんじゃ)」である。急な階段を登った先にあり、今回は登らずに遠くからお参り。。

佐毘売山神社
佐毘売山神社

帰りは遊歩道ではなく、銀山地区の街並みを歩く。行き帰りで違う風景を楽しめるので、これも徒歩の特権である。

銀山地区 街並み
銀山地区 街並み

武家・町屋ゾーン、代官所ゾーンも散策したかったが、時間がなく今回は断念。またの機会に。(今度は寒くない時期に)

この後は、高速バスで広島へ。広島方面への高速バスは、石見銀山から乗車することができる。広島まで約2時間半の移動である。

次回は、広島の原爆ドーム・平和記念公園、宮島・厳島神社へ。