
熱海(あたみ/Atami)
JR東日本:東海道本線(上野東京ライン)、伊東線
JR東海:東海道新幹線、東海道本線
【熱海駅:2024年10月、2025年12月再訪】

静岡県最東部に位置する熱海市の代表駅で、JR東日本とJR東海の境界駅にあたる。東海道新幹線をはじめ、東海道本線および伊東線が乗り入れており、伊東線は当駅を起点として伊東駅までを結ぶ路線となっている。伊東駅から伊豆急行線(伊豆急下田方面)へ直通する列車も設定されており、伊豆半島方面へのアクセスにも利用される。
熱海温泉をはじめとする観光地への玄関口として知られ、都心から新幹線や在来線で容易にアクセスできることから、年間を通じて多くの観光客が利用する駅である。
丘陵地に面した立地となっており、構内は複数の階層に分かれた立体的な構造となっている。在来線ホームを基準にすると、改札口や各ホームを結ぶ通路はその下側に配置されている。一方、東海道新幹線のホームは、在来線ホームよりも一段高い位置に設けられている。
現在の駅ビル「ラスカ熱海」は、2016年11月に開業した2代目の駅ビルとなる。
在来線ホームは、単式ホーム1面1線と島式ホーム2面2線を有する計3面5線の構造となっている。ホームは南側(駅舎側)から順に1番線から5番線まで割り振られている。単式ホームの1番線は、当駅始発となる伊東線・伊豆急行線直通列車の発着に使用されている。2・3番線は東海道本線の下り列車が主に発着し、東京方面から伊東線への直通列車も含まれる。4・5番線は東海道本線の上り列車が使用する。
東海道本線は当駅を境に運行系統が分離されている。朝夕の時間帯を中心に当駅をまたぐ直通列車も一部設定されているが、浜松・三島方面と小田原・東京方面を相互に利用する場合は、当駅での乗り継ぎが基本となる。
優等列車は、特急「踊り子/サフィール踊り子」、寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」が停車する。
当駅では、特急「踊り子」の伊豆急下田駅発着の基本編成(9両)と、修善寺駅発着の付属編成(5両)の連結・切り離し作業が行われる。下り列車は、切り離された前寄りの基本編成が伊豆急下田方面へ、後ろ寄りの付属編成が修善寺方面へと向かう。上り列車は、修善寺方面からの編成と伊豆急下田方面からの編成を当駅で連結し、東京方面へ運転される。




新幹線ホームは、相対式2面2線構造となっており、下り列車は6番線、上り列車は7番線を使用する。本線上に直接ホームが設置されており、敷地条件などの制約から待避線が無く、停車列車が後続の通過列車を待避する運用は行われていない。東海道・山陽新幹線の駅で同様の構造を持つ例として新神戸駅が挙げられるが、同駅は全列車が停車するため、待避線を持たずに旅客列車が通過する駅は、東海道・山陽新幹線では当駅のみである。
停車する列車種別は、「こだま」が全列車停車し、「ひかり」は一部列車(上下線で3本ずつ)が停車する。一方、「のぞみ」はすべて当駅を通過する。
当駅では高速で通過する列車への安全対策として、日本で初めて新幹線ホームドアが導入された。現在の可動柵は老朽化に伴い更新されたもので、開業当初は0系車両に対応した開口幅や扉配置であったが、現在はN700系・700系に対応した仕様となっている。
新幹線の改札口は在来線改札内に設けられており、新幹線改札から直接駅の外へ出ることはできない。そのため、新幹線を利用する際は在来線の駅構内を経由する必要がある。



