【速い のんびり 格安】東海道新幹線『ぷらっとこだま』

東京、名古屋、大阪といった三大都市圏を結ぶ東海道新幹線は、日本の大動脈とも言える交通インフラである。この東海道新幹線を運行する列車のひとつ「こだま」を、通常よりも割安で利用できるのが【ぷらっとこだま】である。
【ぷらっとこだま】は、JR東海ツアーズが販売している旅行商品で、東海道新幹線の「こだま」号を対象とした片道限定の企画乗車券である。本商品では、通常の運賃・料金に比べて安価に「こだま」号を利用することができる。
★2024年4月より、山陽新幹線版の【ぷらっとこだま】とも言える【行こっか!こだま】(正式名称:EX旅パック 行こっか!こだま)が発売されており、同様のコンセプトで山陽新幹線の区間(新大阪〜博多)でも割安な移動が可能となっている。
<公式>JR東海ツアーズ

東海道新幹線「こだま」とは?
「こだま」は、東海道新幹線および山陽新幹線で運行されている各駅停車タイプの列車の愛称である。行き先案内表示等における種別色は青色が使用される。(速達タイプの「ひかり」は赤色、「のぞみ」は黄色を使用)
東海道新幹線の「こだま」は、東京〜名古屋間で毎時2本、名古屋〜新大阪間で毎時1本運行されており(早朝・深夜帯を除く)、東京〜名古屋間を約2時間40分、東京〜新大阪間を約4時間で結んでいる。

「こだま」は各駅に停車するため、後続の「ひかり」や「のぞみ」に追い抜かれることが多く、所要時間は長くなるが、それでも在来線よりは大幅に短い時間で移動できる。また、【ぷらっとこだま】を利用することで、費用を抑えつつ、ゆったりとした移動を楽しむことが可能である。
ぷらっとこだまの概要
【ぷらっとこだま】は、JR東海ツアーズが販売する企画旅行商品(きっぷとは異なる)であり、東海道新幹線の「こだま」が、通常料金よりもお得な価格で利用することができる。
東京〜新大阪間において、通常で購入する場合の普通車指定席の価格が14,400円(ひかり・こだま通常期)であるのに対し、【ぷらっとこだま】の同区間の価格は11,110円(通常期の場合)であり、3,290円もお得となる。グリーン車指定席のプランもあり、こちらは通常よりも更にお得な料金で使用できる。また、対象のドリンクと引き換え可能な『1ドリンク引換』が1枚付いており、東海キヨスクなどの駅売店で利用可能である。
【ぷらっとこだま】は企画旅行商品であり、通常の新幹線のきっぷとは異なるため、通常のきっぷを購入する場合と比較して制約が大きい点は注意が必要である。(詳細は後述)

販売要綱
- 利用期間
- 通年販売
※ただし下記期間は設定なし
GW(ゴールデンウィーク)期間(2025年4月25日~5月6日)、お盆期間(2025年8月7日~8月17日)、年末年始期間(2025年12月26日~2026年1月4日)
- 通年販売
- 発売期間
- 乗車予定日の1ヶ月前の10時から前日の23時半まで(当日購入は不可)
- 購入方法
- JR東海ツアーズのWEBサイトから購入
※エクスプレス予約(年会費1,100円税込)または、スマートEX(年会費無料)の会員への入会が必要
- JR東海ツアーズのWEBサイトから購入
- 通常期における主な区間の発売価格
| 乗車区間 | 普通車指定席 | グリーン車指定席 |
|---|---|---|
| 東京〜新大阪 | 11,110円(▲3,290円) | 12,360円(▲6,910円) |
| 東京〜京都 | 10,700円(▲3,150円) | 12,020円(▲6,700円) |
| 東京〜名古屋 | 8,710円(▲2,380円) | 9,610円(▲5,140円) |
| 東京〜浜松 | 6,750円(▲1,690円) | 8,720円(▲3,380円) |
| 東京〜静岡 | 5,230円(▲1,240円) | 6,410円(▲2,330円) |
| 名古屋〜新大阪 | 5,000円(▲1,470円) | 6,570円(▲2,170円) |
※()内の金額は、ひかり・こだまのきっぷの通常購入価格と比較した場合のお得額
- 取消料
- 乗車予定日の10日前から発売価格に対して所定の取消料が発生
10日〜8日前までが発売価格の20%、7日〜2日前までが30%、前日が40%、当日の列車出発前までが50%、列車発車後は100%の取消料がかかる。
- 乗車予定日の10日前から発売価格に対して所定の取消料が発生
ぷらっとこだま利用上の注意や制約事項について
- 当日購入は不可。(乗車予定日の前日までに購入する必要がある)
- 予約後は、利用人数・乗車日・列車・乗車区間・座席位置の変更等の内容変更は不可。(変更するためには一旦キャンセルした後、再度新規購入が必要となる)
- 乗車日の10日前からキャンセル料が発生。
- 指定された列車に乗り遅れた場合は、後続列車の自由席であっても乗車不可。(通常の特急券とは違い、同日の他列車の自由席を利用することはできない)
- 指定された乗車区間以外での乗降は不可。(途中下車した場合は、出発地からの乗車券・特急券が必要となる)
- 「東京都区内」「大阪市内」といった特定都区市内制度が適用されない。(券面に記載されている駅のみ利用可能)
- 利用できる改札口がJR東海の新幹線専用改札口のみに限定される。
- 企画旅行商品といっても、添乗員が同行するわけではない。
EX早特との比較
東海道・山陽新幹線の会員制ネット予約サービスである「スマートEX」には、【ぷらっとこだま】と同じように「こだま」を格安に利用できる『EX早特』がある。このプランと【ぷらっとこだま】を比較してみよう。
グリーン車指定席プラン比較
| 比較項目 | EX早特3(こだま用)グリーン車用 | ぷらっとこだま グリーン車指定席(通常期) |
|---|---|---|
| 購入期限 | 乗車予定の3日前23時半まで | 乗車予定の前日23時半まで |
| 利用期間 | GW、お盆、年末といった繁忙期は利用不可 | GW、お盆、年末といった繁忙期は利用不可 |
| 設定区間 | 東海道新幹線の全駅・全区間 | 東海道新幹線の一部駅・一部区間 |
| 価格 | 【東京〜新大阪間】 13,870円 【東京〜名古屋間】 11,290円 【東京〜静岡間】 6,670円 | 【東京〜新大阪間】 12,360円 【東京〜名古屋間】 9,610円 【東京〜静岡間】 6,410円 |
| 取消(キャンセル) | 1名あたり320円の払戻手数料が発生 | 乗車日の10日前から所定の取消料が発生 |
| 予約変更 | 変更時点で購入可能な他の商品へ何度でも変更が可能(差額は必要) | 不可 |
| 予定列車に乗り遅れた場合 | 全て無効(当日の後続列車の自由席であっても乗車不可) | 全て無効(当日の後続列車の自由席であっても乗車不可) |
普通車車指定席プラン比較
| 比較項目 | EX早特7(こだま用)普通車指定席用 | ぷらっとこだま 普通車指定席(通常期) |
|---|---|---|
| 購入期限 | 乗車予定の7日前23時半まで | 乗車予定の前日23時半まで |
| 利用期間 | GW、お盆、年末といった繁忙期は利用不可 | GW、お盆、年末といった繁忙期は利用不可 |
| 設定区間 | 東海道新幹線の全駅・全区間 | 東海道新幹線の一部駅・一部区間 |
| 価格 | 【東京〜新大阪間】 12,490円 【東京〜名古屋間】 9,900円 【東京〜静岡間】 5,940円 | 【東京〜新大阪間】 11,110円 【東京〜名古屋間】 8,710円 【東京〜静岡間】 5,230円 |
| 取消(キャンセル) | 1名あたり320円の払戻手数料が発生 | 乗車日の10日前から所定の取消料が発生 |
| 予約変更 | 変更時点で購入可能な他の商品へ何度でも変更が可能(差額は必要) | 不可 |
| 予定列車に乗り遅れた場合 | 全て無効(当日の後続列車の自由席であっても乗車不可) | 全て無効(当日の後続列車の自由席であっても乗車不可) |
「EX早特」は【ぷらっとこだま】と比較して価格は高めであるが、東海道新幹線の全駅・全区間で利用可能であり、購入後の予約変更も可能という利点がある。一方で、「EX早特3」は3日前まで、「EX早特7」は7日前までに購入する必要があり、直前まで予定が確定しない場合には不向きである。その点、前日まで予約可能な【ぷらっとこだま】の方が柔軟性に優れる。それぞれに異なる特性があるため、利用時期・区間・予算などに応じて使い分けるのが適切である。