鉄道開業150年記念ファイナルJR東日本パスの旅、最終日。この日は夕方くらいには東京に着きたいため、午前中に盛岡市内のスポットを周り、昼ごろに新幹線で帰路に着くという行程である。

盛岡市内のスポットとは盛岡八幡宮、岩手護国神社である。路線バスに乗り、盛岡八幡宮の前に到着すると、大きな赤い鳥居が目を引く。この鳥居は盛岡八幡宮の北側に位置しており、西側には八幡宮の正面にあたる鳥居がある。

盛岡八幡宮 北側鳥居
盛岡八幡宮 北側鳥居
盛岡八幡宮 西側(正面)鳥居
盛岡八幡宮 西側(正面)鳥居


盛岡八幡宮は、源頼義が安倍氏討伐の際に石清水八幡を勧請し、日戸氏が崇敬する「鳩森八幡宮」として始まった。南部氏が盛岡城を築城した際には城内鎮守の神社として再建され、南部重信は青森より櫛引八幡を勧請し、現在地に移された。明治に入って鳩森八幡を新八幡に遷座し、白山神社を合祀した。また、岩手護国神社が1906年に移設された。境内には、笠森稲荷神社、神明社、梅宮、盛岡天神社、十二支神社、神宝殿、霊璽簿奉安殿、戦没者遺骨奉安殿、岩手県神社庁がある。2020年の東京オリンピックでは、聖火リレーのセレブレーション会場として利用された。


境内の参道は広々としており、広大な印象を受ける。正面に進んでいくと階段があり、そこから社殿に向かうことができる。

正面鳥居から社殿へと向かう参道
正面鳥居から社殿へと向かう参道
手水舎
手水舎

社殿に通じる階段手前の左手側には、十二支神社、そして大国様・恵比寿様が祀られている。

十二支神社
大黒様・恵比寿様
大黒様・恵比寿様

社殿は美しい朱色に塗られ、荘厳な雰囲気を漂わせている。

盛岡八幡宮の朱塗りの大社殿には、彫刻が施され、鮮やかな色合いが際立っている。盛岡の象徴的存在として、荘厳な風格が漂い、県下最大の神社らしい印象を受けた。

盛岡八幡宮 社殿
盛岡八幡宮 社殿
盛岡八幡宮 社殿
盛岡八幡宮 社殿

岩手護国神社は境内の北側に鎮座している。岩手護国神社は、明治2年に南部利恭によって創建された。当初は岩手郡東茶野畑に位置してたが、明治39年に盛岡八幡宮境内に遷座し、昭和14年に「岩手護国神社」と改称。戊辰戦争や日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦などの戦没者約3,5800柱を祀る全国の護国神社と同様の神社である。

岩手護国神社は、盛岡八幡宮とは異なり、参拝者が少なく静かな雰囲気が漂っている。しかし、厳かな雰囲気が感じられ、参拝すると身が引き締まる感覚を覚えた。

岩手護国神社 社殿
岩手護国神社 社殿
岩手護国神社 境内
岩手護国神社 境内

盛岡八幡宮と岩手護国神社の参拝が終わり、路線バスで盛岡駅へ。新幹線の発車時刻まで余裕を持たせているので、盛岡駅ビル内でお土産屋を巡り、お土産と軽食(昼)を購入した後、この旅最後の新幹線に乗るため、新幹線ホームへと移動。

盛岡駅 東口側
盛岡駅 東口側
盛岡駅 新幹線ホーム
盛岡駅 新幹線ホーム

新青森方面から来たはやぶさ・東京行きが到着。指定席の利用回数は無駄にすることなく、最後(4回目)の利用である。

盛岡駅 新幹線駅名標
盛岡駅 新幹線駅名標
東北新幹線はやぶさ(盛岡駅到着)
東北新幹線はやぶさ(盛岡駅到着)

仙台、大宮、上野・・・と停車し、終点の東京に到着。盛岡から約2時間15分の乗車であった。

最後は往路と同じ、東京から千葉方面の特急しおさい(自由席)でこの旅を締め括った。

東京駅に到着したはやぶさ
東京駅に到着したはやぶさ
東京駅 駅名標
東京駅 駅名標
  • 『鉄道開業150年記念ファイナルJR東日本パス』利用まとめ
    • ①特急「しおさい *自由席」:千葉→東京
    • ②東北新幹線「はやぶさ *指定席1回目」:東京→仙台
    • ③仙石線:仙台→あおば通
    • ④東北新幹線「やまびこ」:仙台→盛岡(くりこま高原、新花巻で途中下車)
    • ⑤東北新幹線「はやぶさ *指定席2回目」:盛岡→新青森
    • ⑥奥羽本線:新青森→青森
    • ⑦奥羽本線:青森→新青森
    • ⑧東北新幹線「はやぶさ *立ち席」:新青森→八戸
    • ⑨八戸線:八戸→鮫
    • ⑩八戸線:鮫→八戸
    • ⑪東北新幹線「はやぶさ *指定席3回目」:八戸→盛岡
    • ⑫東北新幹線「はやぶさ *指定席4回目」:盛岡→東京
    • ⑬特急「しおさい *自由席」:東京→千葉
    • ■①〜⑬の通常運賃(特急料金含む)*路線バス運賃は除く
      合計:49,897円、移動距離:1,534.3km

『鉄道150周年記念ファイナルJR東日本パス』の販売価格が22,150円のため、27,747円分のお得な旅をすることができた。