■東北・新潟沿岸を巡る旅 Part4■
前回:東北・新潟沿岸を巡る旅(Part3)@世界遺産・平泉(中尊寺)
今回の出発の地は宮古。宮古駅から三陸鉄道北リアス線に乗車し、途中、久慈を観光した後、JR八戸線・青い森鉄道線を乗り継いで、青森駅を目指す。
そして、久慈駅からは「北海道&東日本パス」を利用する。
三陸鉄道北リアス線の起点となる宮古駅。三陸鉄道北リアス線は、宮古駅〜久慈駅を結ぶ岩手県三陸海岸沿いを走る路線である。
北リアス線の各駅には愛称が付けられている。宮古の場合は「リアスの港」。*陸中海岸国立公園の玄関口、リアス式海岸の宮古湾の港町であることから由来であるという
久慈行きに乗車し、終点の久慈を目指す。
宮古駅から4つ目の田老駅。田老駅付近は東日本大震災の津波により大きな被害を受けた地域のひとつである。
大沢橋梁(白井海岸駅〜堀内駅間)に差し掛かったところで観光停車。車内の乗客がカメラを構える。久慈方向の左手(山側)に見える赤く大きい橋は、国道45号線・堀内大橋。
久慈方向の右手(海側)を見ると、壮大な空の下、太平洋を見渡すことができる。
堀内駅〜野田玉川駅間でも観光停車。久慈方向の左手(山側)に見えるのは、サケ・マスふ化場施設。
宮古駅から約1時間45分、終点の久慈駅に到着。
久慈駅は、JR八戸線との乗り換え駅。八戸線のホームとは渡り通路で繋がっている。
久慈といえば、朝ドラの「あまちゃん」。ドラマで出てきた北三陸駅は、この久慈駅がモデルである。
久慈駅から向かう先は「久慈琥珀博物館」。久慈地方は、国内最大の琥珀産地としても知られている。
また、今回は休館日のため訪れなかったが、久慈駅から徒歩1分の場所にある「あまちゃんハウス」には、「あまちゃん」のロケ風景の写真や実際に使われた小道具を展示がされている。
久慈駅から路線バスと送迎バスを乗り継ぎ、20分程で久慈琥珀博物館に到着。博物館に前もって連絡をしておけば、バス停から博物館まで送迎をしてもらえる。(バス停から博物館まで歩くには距離があるので)
新館は総合案内・受付・チケット売り場のほか、琥珀のできた太古の森や体験コーナーなど、琥珀の魅力が紹介されている。
博物館新館から遊歩道を裏手方面に向かうと坑道跡がある。これは、世界で唯一見学用琥珀坑道跡であり、大正7年ごろまで琥珀採掘体験をした坑道跡である。
琥珀採掘坑道跡の近く横には琥珀神社。祭神は大山祇大神(オオヤマズミノオオカミ)。
数年前に碁石地区付近でご神体を現在の地に祀っているのだという。
リトアニア館。久慈市の姉妹都市であるリトアニア共和国の物産品が輸入販売されている。
本館では、琥珀の生い立ちと、人と琥珀の係わりの2大テーマが展示されている。本館には琥珀ショップが併設されており、琥珀アクセサリー類が展示販売されている。
琥珀ショップのカゴで眠っている琥珀博物館の館長の猫(名前はブルー)。そういえば、先ほどは新館の入り口付近でゴロ寝していたような。
琥珀博物館を後にし再び久慈駅へ。ここからJR八戸線で、八戸方面を目指す。そして「北海道&東日本パス」の出番である。
「北海道&東日本パス」は、普通列車(快速含む)のみ利用可能な北海道・東日本広域で利用可能なフリー切符である。
JR八戸線は久慈駅〜八戸駅を結ぶ路線。キハ40系車両が列車旅の風情をかきたてる。
久慈駅から約1時間55分、八戸線の終点八戸駅に到着。青い森鉄道線に乗り継ぎ青森へ。
青い森鉄道線の青森行きに乗車。2両編成で車内は満席である。
八戸駅から約2時間、青い森鉄道線の終点青森駅に到着。
ロングシートでの2時間移動は少々シンドイ。(^_^;)
□本日の「北海道&東日本パス」による移動
久慈→八戸(JR八戸線)
八戸→青森(青い森鉄道線)
次回は、五所川原観光とリゾートしらかみに乗車予定。