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上野駅(東京都)

駅名

上野駅(うえのえき)

乗り入れ路線

JR東日本:東北新幹線(秋田・北海道・山形・上越・北陸新幹線直通含む)、宇都宮線(東北本線)、高崎線、常磐線、上野東京ライン、山手線、京浜東北線
東京メトロ:銀座線、日比谷線

駅詳細

上野駅 広小路口/正面玄関口

東京都台東区上野にある日本屈指のターミナル駅であり、東北・上越・北陸方面に向かう新幹線、多数の在来線、そして東京メトロの路線が乗り入れている。京成電鉄の京成上野駅は、徒歩で乗り換え可能な場所に位置している。

1883年(明治16年)に日本初の私鉄・日本鉄道(後の国鉄、現JR)の上野〜熊谷間(現在の東北本線・高崎線)が開業した際に開設された歴史ある駅であり、東京と東北・信越・北陸地方を結ぶ交通の要所として、その機能を果たしてきた。

在来線は、高架ホーム6面12線(1〜12番線)と地平ホーム3面5線(13〜17番線)を使用する。高架ホームの1〜4番線は山手線・京浜東北線、5〜9番線は宇都宮線・高崎線・常磐線・上野東京ライン・特急「ひたち」「ときわ」が発着する。10〜12番線は車止めがあり、当駅始発の常磐線(成田線直通含む)専用のホームとなっている。

地平ホームは頭端式の構造であり、当駅止まり・始発列車専用のホームとなっている。高崎線方面に直通する特急「あかぎ/スワローあかぎ」と「草津」、そして一部の常磐線特急「ひたち」「ときわ」が使用する。また、一部の普通列車も地平ホームを発着する場合もある。

在来線高架ホーム
在来線地平ホーム

新幹線は、B4階にある地下ホーム2面4線(19〜22番線)を使用する。新幹線の地下駅は当駅が唯一である。東北・秋田・北海道・山形・上越・北陸の各新幹線が乗り入れており、その大半は当駅に停車するが、通過列車も一部設定されている。

ほぼ全ての列車が東京駅まで乗り入れており、長らく当駅を始発・終着とする定期運行の列車は設定されていなかったが、2021年3月現在、当駅始発の上越新幹線たにがわ(高崎行き)が平日夕方に1本だけ定期運行されている。

新幹線のりかえ口
新幹線地下ホーム

上野東京ライン開業(2015年3月)以前は、宇都宮線・高崎線・常磐線は当駅を始発・終着としていたが、上野東京ライン開業以降は、東京・品川方面への直通運転が行われるようになり、当駅折り返しの列車の本数が大幅に減少した。

また、かつては寝台特急など多数の優等列車が地平ホームから発着していたが、年を追うごとに優等列車の運行本数が減少していった。2015年には「北斗星」が廃止、そして2016年3月の「カシオペア」を最後に当駅を発着する寝台特急列車の定期運行は全て終了した。長年、東京の「北の玄関口」としての役割を果たしてきた上野駅であるが、その色合いは薄くなりつつある。

上野駅 公園口
中央改札口付近

東京メトロは銀座線と日比谷線が乗り入れており、それぞれ2面2線の相対式ホームを有する地下駅である。銀座線の渋谷側改札口から地下の連絡通路を経由して、京成電鉄の京成上野と連絡している。

地下鉄の上野駅も歴史深く、1927年(昭和2年)に上野〜浅草間(現在の銀座線)で日本で最初に開業した地下鉄の駅である。

(上野駅訪問日:2021年4月)